皆さん誕生石のそれぞれの意味や歴史はご存じですか?
ご自身の誕生石については調べたりされる方もいらっしゃると思いますが、
有名な石だけでなく、最近追加された新しい誕生石を知っておくと大切な方のプレゼントなどにも役立つかもしれません。
今回は3月の誕生石、『アクアマリン』と『珊瑚』・『アイオライト』・『ブラッドストーン』をご紹介いたします。
アクアマリン aquamarine
ラテン語の「海水」を語源するアクアマリン。その名の通り、海の水のように美しい透明感と、みずみずしいブルーが特徴です。
和名を「蘭玉」というアクアマリンは、鉱物学的には「ベリル」という鉱物の仲間です。ベリルという鉱物は、石に含まれる成分によって発色が異なり、そのなかでも淡いブルーの発色を持つものをアクアマリンと呼んでいます。
ベリルが緑色に発色した石はエメラルドなので、実はエメラルドと同じ仲間なのです。また、ピンク色に発色したものはモルガナイトになります。
アクアマリンは母なる海の水のように心を潤し、持っている人にさまざまな豊かさをもたらしてくれるとされています。
また、アクアマリンは人間関係の改善や、良好な人間関係の維持に力を発揮する宝石ともいわれています。
「結婚や出産のお祝いにアクアマリンを贈られると幸せになれる」といわれており、夫婦や恋人、友人へのギフトとしても珍重されています。
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- 英名
- Aquamarine(アクアマリン)
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- 和名
- 緑柱石・藍柱石・藍玉
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- モース硬度
- 7.5 ~ 8
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- 色
- 水色・緑がかった水色・透明に近い水色
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- 誕生石
- 3月
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- 主な産地
- ブラジル・パキスタン・マダガスカルなど
- 主な産地
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- 石言葉
- 「幸福」「聡明」「富」
- 石言葉
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- ○ 毎日をポジティブに過ごしたい
○ コミュニケーション能力を高めたい
○ 情緒性や芸術性を高めたい
- ○ 人間関係でストレスを感じる
○ 生活や心に潤いが欲しい
○ 心の傷やトラウマを根底から癒したい
- ○ 優しく清純な心を取り戻したい
○ 毎日をポジティブに過ごしたい
- ○ 恋人や夫婦関係で悩んでいる
○ 幸福な新生活を楽しみたい
○ いつまでも夫婦円満に暮らしたい
母なる海のように人間関係に潤いをもたらせてくれるといわれていることから、結婚や出産のお祝いとしても人気です。日本では、結婚4周年のアニバーサリーストーンとされています。
珊瑚 Coral
珊瑚とは、海底に生息する生物のことを指します。
枝分かれしているため植物のようにも見えますが、イソギンチャクやクラゲの仲間で刺胞動物と呼ばれています。
その骨格を加工してできたものがパワーストーンとしての珊瑚(コーラル)です。真珠などと同様に鉱物ではなく、「有機質宝石」と呼ばれています。
仏教では「七宝」にも数えられ、古くから持ち主に幸運や富をもたらす強いエネルギーを持つとされています。
身につけることでマイナスな部分を浄化してくれるので、明るいエネルギーを取り入れ、持ち主に幸福を与えるといわれています。
こんな人にオススメ
- ○ 事業を成功へと導いてほしい
○ 才能を引き出したい
- ○ 危険や災難から身を守るお守りがほしい
○ ストレスを軽減したい
- ○ 富や幸運を呼び込みたい
○ 生命力を高めたい
- ○ 良縁を呼び込みたい
○ 子宝に恵まれたい
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- 英名/宝石名
- Coral(コーラル)
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- 和名
- 珊瑚
- 和名
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- 色
- 暗い赤色から淡いピンク色・白
- 色
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- モース硬度
- 3.5
- モース硬度
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- 誕生石
- 3月
- 誕生石
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- 主な産地
- 日本・中国・台湾
- 主な産地
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- 石言葉
- 「確実な成長」「家長の威厳」「帝王」「長寿」「聡明」「幸福」
- 石言葉
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- 赤の珊瑚(コーラル)|健康と活力の向上
赤の珊瑚は、健康と活力の向上が期待でき、普段から身につけやすい人気カラーです。赤い珊瑚でも特に色の濃い「血赤珊瑚」は、世界的にもとても希少。アクセサリーにすると1,000万円以上になる可能性もあるほど高価な石です。
- ピンクの珊瑚(コーラル)|人間関係の円滑化と創造力
桃色のやわらかい色合いが特徴のピンク珊瑚は、人間関係を円滑にするほか、創造力をかき立てるパワーストーンです。身につけた人が潜在的に持つ創造力をかき立て、新しい何かを生み出す力を与えてくれます。
- 白の珊瑚(コーラル)|生命力と精神力の向上
限られた海域のみでしか取れない貴重な白珊瑚は、身につけることで生命力や精神力が向上するといわれています。安産祈願に妊婦の方や婚活中の方への贈り物にする人も。また、どんな荒れた心でも、母のような愛で包み込む心の余裕を与えてくれるとされています。
母なる海で年月をかけて育つことから、強い生命エネルギーを備え、長寿効果が期待できる石でもあります。古くはそのエネルギーが魔除けや安全祈願になるとされていましたが、現在は子宝を祈る「安産祈願」としても取り入れられ、産後の肥立ちのお守りとしても高い人気を誇ります。
アイオライト Iolite
青、紫、透明、赤……見る角度によって様々な色を見せる、「アイオライト」
その美しい青紫をスミレの花になぞらえ、ギリシャ語の「スミレ色の(ion)石(lithos)」をもとに名付けられたと言われています。日本での和名も「菫青石(きんせいせき)」とスミレの文字が使われています。
その多色性を利用して中世ヨーロッパの海賊達が航海中に羅針盤代わりに使用していたという言い伝えも残っています。海賊は磁気コンパスのなかった時代に、太陽の石と呼ばれる石を使って方角を導き出していたそうです。その太陽の石こそが、アイオライトだったのではないかという説があります。
石の持つ意味から、一生を添い遂げる相手と幸せな結婚生活を送れるようにという願いを込めて、昔のヨーロッパでは結婚する娘にアイオライトを贈るという風習がありました。
こんな人にオススメ
- ○ 夢や目標を達成するための道しるべが欲しい
○ 視野を広げ、本質を見極める力を得たい
- ○ 感情をおだやかにしたい
○ 感情の起伏がはげしい
- 〇心に余裕が欲しい
〇問題を突破したい
- ○ ダイエットを成功させたい
○ 自信をもちたい
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- 英名/宝石名
- Iolite(アイオライト)
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- 和名
- 菫青石(きんせいせき)
- 和名
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- 色
- 青、紫、透明、赤
- 色
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- モース硬度
- 7-7.5
- モース硬度
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- 誕生石
- 3月
- 誕生石
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- 主な産地
- インド、スリランカ、ブラジル
- 主な産地
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- 石言葉
- 「道を示す」「誠実」「貞操」「愛を貫く」
- 石言葉
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アイオライトは、見る角度で異なる色に見える多色性の特徴を持っています。光にかざすと、青や紫、黄味がかったグレー、透明など色が変化するのを見られるでしょう。
希望がもてない現状のときに、アイオライトをもつと、秘められた可能性に光を当て、打開策を示してくれるでしょう。人間関係のしがらみを解放し、依存心を克服して、真の自立心を培う効果があるともいわれています。
ブラッドストーン Bloodstone
ブラッドストーンは「血石」という和名を持ち、深緑に赤い斑点のある石です。宝石名ではプラズマ濃緑玉髄と呼ばれています。
鉱物としてはセルカドニーという隠微晶質のクォーツ(石英)の変種で、ジャスパーの一種です。
古くから、戦いに赴く兵士がお守りとしていたとされ、戦わざるを得ない状況にいる人を守る効果があるといわれています。逆境に負けない精神力を養い、困難を乗り越えるためのパワーを与え、目標に向かって前進できるよう導いてくれるでしょう。
寛大さと優しさをはぐくみ、大きな愛で他人と接することができるようになるといいます。「献身」を象徴するパワーストーンです。
こんな人にオススメ
- ○ 自信を取り戻したい
○ 前向きに前進したい
- ○ 精神状態をコントロールしたい
○ 恐怖心を払拭したい
- ○ 献身の心をはぐくみたい
○ 包容力を高めたい
○ 心身を守るお守りがほしい
- ○ やさしくなりたい
○ 魅力を高めたい
○ 人間関係を円滑にしたい
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- 英名/宝石名
- Bloodstone(ブラッドストーン)
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- 和名
- 血玉髄、血石、血星石
- 和名
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- 色
- 緑、紅、茶、褐色
- 色
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- モース硬度
- 7
- モース硬度
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- 誕生石
- 3月
- 誕生石
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- 主な産地
- アメリカ・インド・オーストラリア・シベリア・スコットランド・ブラジル・ロシア・中国
- 主な産地
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- 石言葉
- 勇気・救済・救いの力・献身・勇敢
- 石言葉
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心をしずめて、潜在能力を開花するとされるブラッドストーンの効果は、未知の分野に挑戦する勇気を与えるといいます。心身の疲労を取り去り、身につけることで持ち主の魅力が増すともいわれています。パワフルに生きたいと願う人をサポートするでしょう。
今回は3月の誕生石である「アクアマリン・珊瑚・アイオライト・ブラッドストーン」を紹介しました。
誕生石というのはあくまで一つの枠組みですが、素敵な宝石に出会うきっかけになることもあります。
お気に入りの宝石や誕生石を身に着けると「何かいいことがありそうな」気がしてしまうのはその特別な力の一部なのかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
ジュエリーとして出回っている有名な石から、パワーストーンなどに使われる石まで、石それぞれに役割がありますね。
簡単な紹介でしたが、参考にして頂けたら幸いです。
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